8020歯科保健大会

第20回8020歯科保健大会

平成30年11月11日(日)9時50分~11時45分、いわて県民情報交流センター7F小田島組☆ほ~るにおいて、第20回盛岡市8020歯科保健大会が盛岡市歯科医師会、盛岡市、盛岡市教育委員会、盛岡市PTA連合会、盛岡市学校保健会、岩手県歯科衛生士会盛岡支部の共催により、360名の参加で開催された。浅沼陽子岩手県歯科衛生士会盛岡支部支部長の司会のもと、まず古玉忠昭盛岡市学校保健会副会長による開会の辞が述べられた。次いで今大会代表である佐藤寿久会長と、谷藤裕明盛岡市長からの挨拶および前川秀憲岩手県歯科医師会副会長による祝辞が述べられた。

その後、次の表彰が行われた。

  1. 親と子のよい歯のコンクール表彰
  2. よい歯のおじいちゃん子・おばあちゃん子コンクール表彰
  3. 盛岡市歯っぴーコンクール表彰
    (図画の部、ポスター小学校の部、ポスター中学校の部、標語の部)
  4. 8020表彰
  5. 幼稚園・保育園表彰
  6. 小学校・中学校表彰
  7. 歯科保健功労者表彰

その後、講演に移り、盛岡市動物公園長である辻本恒徳先生より「いろいろな動物の歯、そして、動物たちと歯のお話」と題して御講演頂いた。
動物には草食動物、肉食動物、雑食動物がいること、食べ物によって歯の種類、大きさが異なること、同種の動物でも異なる環境、食べ物によっても歯の進化、後退を認める。動物によっては口腔から繋がる胃袋を複数持つ種、歯の生え変わりが6回もある種がいることを教えていただいた。そして、野生の動物は歯を失うこと、歯が磨り減ることはすなわち『死』に繋がること。人間ではまず無いが野生の動物にはあること。生きるためには歯がとても大切である。「食べ物を食べる」当たり前の行動は丈夫な歯があるから出来る事。人間も動物も歯を大切にしなければならない事について述べられた。
動物の歯の種類、進化、大切さ等の内容をわかりやすく解説してくださり、我々開業医にも役に立つ情報を得ることができた有意義な講演であった。会場の方々も講演に引き込まれ興味深く聞き入っていた。
最後に佐藤康之盛岡市PTA連合会会長による大会宣言が満場一致の拍手により承認された後、坂本悦子岩手県歯科衛生士会盛岡副支部長の閉会の辞をもって会の一切を終了し、盛会のうちに幕を閉じた。

第20回歯っぴいコンクール受賞作品